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人気歌舞伎:『三人吉三』あらすじとは? [芸能]

6/5に、渋谷のBunkamuraシアターコクーンで、
歌舞伎の「三人吉三」(さんにんきちさ)のマスコミへの公開取材が行われましたね。

その「三人吉三」の演出を務めた串田和美さんが取材中に、
取材陣の質問にキレて中断させてしまったようですが・・・^ ^;

まぁ、でも30年以上前からこの物語は人気で公演されている様なので、
いったいどんなストーリーなのか調べてみました。

とはいえもちろんネタバレはしませんので、
気になった方は公演を見に行っていただけたらと思います。


★あらすじ

舞台は幕末の江戸。


物語のタイトルでもある「吉三(きちさ)」とは、人のお名前。
ちなみに"吉三"は"吉三郎"(きちさぶろう)の略称。

「三人」というのは、文字通り「三人の」という意味。

なので簡単に言えば「三人の吉三(朗)」というタイトル。

そしてタイトルどおり、物語の中心人物は"三人の"「吉三郎」という盗賊たちです。


この本来は、知り合いでもなんでもない他人同士の同名の"吉三郎"達が、
盗品である名短刀、「庚申丸(こうしんまる)」とこちらも盗品であるお金百両を巡っていく内に、
他に登場する様々な登場人物との関係が徐々に暴かれていくさまを描かれているお話です。


★どんな登場人物?

三人の吉三郎はそれぞれ呼び名があって、

『和尚吉三(おしょう きちさ)』
『お坊吉三(おぼう きちさ)』
『お嬢吉三(おじょう きちさ)』

というものです。

なぜのその呼び名なのかを簡単に解説してみます。


『和尚吉三』
元々は、お寺に出家していましたが、寺での生活に耐えかねて寺を飛び出し、
盗賊となったことが名前の由来です。

『お坊吉三』
元々はいいとこのお坊ちゃまだったのですが、その家柄が陥落し、
いきなり路頭に迷い盗賊として生きていくことになったのが名前の由来です。

『お嬢吉三』
元々は江戸で普通の一般市民の家柄で暮らしていたのですが、
父親は娘が欲しく、息子が生まれてきたのでこの吉三郎を女の子として育てていました。
しかし5歳の頃に誘拐されてそのまま盗賊として生きていくことになったのですが、
小さい頃からの「女装」を今でもしており、そのまま盗賊をしているのが名前の由来です。


★物語のさわり

節分の夜、大川という川の端にある、庚申塚(こうしんつか)と呼ばれる土手で、
ひょんなことから夜鷹(よたか=路上で営業する売春婦)を川に突き落とし、
小判百両を奪ったお嬢吉三

そこに、一部始終をみていたお坊吉三が現れ、その金をよこせと無理を言う。
斬り合いはじめた二人を仲裁したのが和尚吉三でした。

なんやかんやでこの三人が意気投合、兄貴分、子分の契りを結びました。

しかし、その百両奪われた夜鷹が生き残り、
そこから広がっていく人間関係が実はこの三人の吉三郎と大いに関係していたことがわかり・・・




続きは歌舞伎でぜひご覧ください!


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